トランペット(銀メッキ)を数年し、ちらほらと黒ずみが出てきました。今回は銀メッキの黒地味解消のために、ヤマハのシルバーポリッシュSP2の使用しました。シルバーポリッシュの使用感をレビューしたいと思います。銀メッキの管楽器等にはこのシルバーポリッシュは使えるようなので参考にしてください。
トランペットに黒ずみが!
数年前にヤマハのトランペット(銀メッキ)を購入し、そのときはピカピカでしたが、よく見るとちらほらと黒ずみが出てきて、かつての輝きが失われてきておりました。
左がマウスピース接続部、右が左手親指をかける部分です。黒ずみというか茶色っぽい膜のようになっています。
あまり手入れを丁寧にしていなかったこともあり、もうならないかなとあきらめもありましたが、調べるとヤマハのホームページに黒ずみの対処方法が記載されていました。
黒ずみの原因は?
銀が空気中や人間の汗に含まれる硫黄分や酸素に反応することで、銀表面が濁って黒ずみができます。
しかしながら、銀の場合は鉄などのサビとは異なり、深くまで腐食して行かず、薄い膜なのでそれほど心配はいらないとのことです。むしろ、黒ずみなどの膜は内側の銀を保護する役割もするそうで、機能的には全く心配する必要はないとのことです。(演奏家によっては、黒ずみの部分は楽器が硬くなるので音がよくなると考える人もいるようです)
銀メッキを輝かせるには?
機能的は問題ないとしても、やっぱりくすんだトランペットより、光り輝くトランペットの方がいいですよね。そんな時は、シルバーポリッシュという銀メッキ専用の研磨剤を使用して磨くことで輝きを取り戻すことができます。今回使用したのは、ヤマハのシルバーポリッシュSP2とヤマハ ポリシングクロスMです。
ただし、ラッカー仕様のトランペットの場合は、銀メッキと違い、ヤマハ ラッカーポリッシュLP2を仕様する必要がありますので注意してください。
シルバーポリッシュを使用してみた
非常に簡単に黒ずみが解消され、銀メッキのピカピカの輝きを取り戻すことができました。
まず、ポリシングクロスにシルバーポリッシュを少量つけ、軽くこすります。
すると簡単に黒ずみは取り除けました。ほとんど力は必要ありません。
ポリシングクロスは黒く汚れますが、洗剤で洗うことで何度も使用できますので経済的です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、茶色く黄ばんでいた部分がなくなり、銀の光沢が戻りました。
あとがき
トランペットの黒ずみは、想像以上に簡単に取り除くことができました。銀メッキの管楽器のくすみ、黒ずみをキレイにしたいと考えている方はぜひ試してみてください。
楽器は高価なので少し心配にもなりますが、いずれもヤマハの製品なので安心して使用できるのでいいです。