ICレコーダーといえば、ほとんどのものは直方体で縦に長い形をしていますね。最近はスティック状の小型のものも多くなってきました。
ソニーは9月12日に新しいICレコーダー「ICD-TX800」を発表しました。その形は正方形をしており、1辺が4センチほどしかない小型なものです。新しいICレコーダー「ICD-TX800」は一体どんなICレコーダーなのでしょうか。
目次
ソニーの新しいICレコーダー「ICD-TX800」登場
ソニーは今までになかった四角い形のICレコーダーを2017年10月7日に発売すると発表しました。特徴・機能を見ていきます。
特徴
小さくて軽い四角いデザイン
縦横のサイズは38mmの正方形です。重さは22gと非常に小さくて軽いです。このサイズであれば、いかにも録音していますといったICレコーダーと違ってさりげなく気づかれないくらいで録音ができますね。また、四角いICレコーダーは見たことがないので、堂々と置いてあってもICレコーダーと思う人は少ないかもしれません。
録音部とリモコンが完全に分離されている
はじめてこのレコーダーを見た時、表は液晶と簡単なボタンがあって、裏面に細かいボタンがあるのだと思っていました。しかしながら、このICレコーダーは、録音する本体部分と操作のリモコン部分が完全に別々の機器になって独立しています。写真の上段が録音部、下段がリモコンです。
録音部の裏面はクリップになっており、ポケットなどに固定できるようになっています。
色は、ブラックとホワイトの2色が用意されています。
3つの方法による遠隔録音が可能。
3つの方法により録音をすることができます。しかし、再生や各種設定は付属のリモコンのみになります。
- 本体のボタン操作により直接録音
- 付属のリモコンによる遠隔録音
- スマホアプリ「Rec Remote」による遠隔録音
便利な録音機能「ワンプッシュ録音」
ソニーのICレコーダーのおすすめの機能は「ワンプッシュ録音」です。
通常のレコーダーでは電源を入れてから録音ボタンを押して録音を開始しますが、このレコーダーは録音ボタンを押すだけですぐに録音を開始できます。録音開始に手こずらないので、ひっそりと録音できるのです。
その他にも何分後に自動的に録音を開始する「録音タイマー」や、シーンごとに適したと録音設定にできる「シーンセレクト」の機能も付いています。
長時間稼働と大容量メモリー
本体には内臓メモリー16GBを搭載しており、もっとも長く録音できる形式では636時間の録音が可能です。また満充電で15時間も連続で録音可能です。
また、急速充電にも対応しており、3分の充電で1時間の録音ができます。
便利な再生機能いろいろ
小型の機器ながらソニーの最近のICレコーダーには搭載されている便利な再生機能は搭載されています。
- 再生位置を記録できる「トラックマーク」機能
- ノイズを除去し、声の大小を自動調整する「クリアボイス機能」
- 音程はそのままで再生スピード変化させることができる「DPC機能」
- 10秒の早送りと3秒の早戻しができる「書き起こし再生機能」
- 任意の区間をリピートできる「ABリピート機能」
かわいい箱型のケース付き
本体とリモコンを収納できるかわいい箱型のケースも付属しています。これだけ見るとICレコーダーとは思いませんね。
あとがき
このICレコーダー「ICD-TX800」は四角くて、本体とリモコンが別々という新しいタイプのものです。ひっそりと録音したいという方にはICレコーダーと気付かれにくいと思います。遠隔録音にも対応していますので、離れたところからも操作ができますしね。
何と言っても小型で軽いICレコーダーなので、普段持ち歩っていてちょっとした時に会話を録音したいという方におすすめでしょう。