2017年9月15日にいよいよ大ヒット映画「この世界の片隅に」がレンタル開始となりました。2016年11月12日に公開されていこう、じわじわと口コミで広がって大ヒット映画となった本作ですが、すでに見た人はどの人も「絶対に見て欲しい名作」と言うほどです。今回はこの作品の簡単な紹介などを記事にしました。
「この世界の片隅に」はどんな作品?鑑賞後の感想
原作を女性漫画家「こうの史代」による「この世界の片隅に」を、監督・脚本「片渕須直」により映像化された作品です。音楽は「コトリンゴ」さんが担当され、とても優しい歌声で作品にマッチしています。製作資金をインターネット経由でこの作品を観たい人から資金調達するクラウドファンディングによってできた作品としても知られています。
↓予告編はこちら。
ここではネタバレがあるようなストーリーは書くつもりはないですし、見なければこの作品の良さは伝わりません。
簡単に一言でどんな話かというと「戦時下での一人の女性の生き方」を描いた作品です。戦時中に広島県の呉市に嫁いだ主人公のすずが、戦時下であってもひたむきに生きる姿が丁寧に描かれています。
戦争映画と聞いて、あまり見たくないと思う人もいるかと思いますが、この作品は他の戦争映画と違って、最前線で戦う兵士に焦点を当てていたり、単純に戦争の残酷さを伝えるような作品ではないのです。
「この世界の片隅に」では、戦争という一般市民の誰もが望まない状況で、戦争という真実に向き合い、戦争に幸せな生活が邪魔されようとも負けじとひたむきに生きていく戦時下の女性を描いているのです。戦争というと最前線で戦っているところが戦争と想像する人が多いと思いますが、この映画を見ていただけると、多くの一般市民の方はこのように戦争と戦っていたのだということがよくわかりますし、思い知らされます。戦争がどういうものか、どういうことなのかを教えてもらう作品です。
正直、この映画を見終わった時は、身体の底からじわじわと感じ、溢れ出してくるものがありました。この映画を見た人は誰しもこの感情になるでしょう。多くのビューでもほとんど満点評価ですしね。
どんな人に見て欲しいか
戦争を知らない世代の子供から大人まであらゆる方に、世界の方にも観ていただきたい!
現在の日本は平和で、ある意味で平和ボケをしているのかもしれませんが、平和というものは絶えず努力して守り続けなければ簡単に失われてしまうものです。
この映画を見て、もう一度戦争とは、平和とはを考える非常にいい作品ですので、みなさん一人ひとりにとっての答えを探していただきたいです。
若い世代の人にとって、この映画の世界は他人事・物語の中の話のように思うことかもしれませんが、実際にこういう時代があったということをしっかしと目をそらさずに見つめてほしいです。
戦争という人が生み出したくだらない行為によって、無駄な憎しみや悲しみを生むようなことが2度と起こらないようすべての人にこの映画を見てもらいたい、感じ・考えてほしい。
オススメのレンタル方法はネット配信!
この作品も超大ヒット作品なので、「君の名は」と同様で、店頭でのレンタルはしばらくは難しい状況が続くと思います。今ではネットレンタル配信を多くのところで利用でき、価格も48時間で500円程度なので、交通費を考えればそこまで店頭レンタルと比較して高くありません。そのため、新作人気作はネットレンタルがオススメです。
↓関連記事
iTunes「この世界の片隅に」(iOSの方はiTunesジャンプします。)
名作なので買っても損はありません。何度も観たいというからはBD、DVDを買っちゃった方がいいですね。